2011年

9月

11日

テレビ各局が使用色を統一するという愚行

某「巨大掲示板サイト」のニュース速報板に以下のスレッドが立っていたようです(いまは過去ログに収められていて読めません)。 ここにポストされた言葉を全体的に俯瞰してみますと、東京大学の某准教授とやらよりも、巨大掲示板サイトの住人の方がずっとマトモである、ということが読み取れると思います。 テレビ局のバカバカしい自画自賛報道から時間が経ったので、そろそろ書き込んでもよいだろうということで・・・

 

(以下 2011-10-29 追記)

某巨大掲示板の書き込みのほとんどがドギツイので、このポストに対する誤解が発生しているかもしれません。 お詫びを兼ねて、解説を付け加えておきます。

先天色覚異常者の色の見え方や感じ方は、現在の自然科学では、じつはまだわかっていません。 それどころか、ヒトという生きものの視覚それ自体が、ほとんど解明されていないのです。 つまり、「先天色覚異常者の色の見え方や感じ方は、実際のところよくわからない」としておくのが、現在の自然科学においては、もっとも妥当なのです。

津波警報の使用色彩を統一したことによって何が起きるかという問題を例にとって、具体的に説明しましょう。

まず、「人々はどのような色彩に対して『危険』や『安全』などの感情を想起する」か、という問題があります。 これについては、人文科学が一応つぎのような答を出しています。 ひとつの色彩に起因する感情はつねに両義的で、色彩そのものによって何らかの固定的な意味を表現することはできない、というものです(たとえば Blue は「安全」であると同時に「不安」でもあり、Red は「危険」であると同時に「安心」でもあります)。 したがって、色彩そのもので感情を想起させようとするのは間違いであり、制度(法制度から固定化され た生活習慣などの全般を指して「制度」と呼びます)に依存して色彩を決定するのが妥当な方法であろう、ということになります。 となりますと(もしどうしても使用色彩を統一しなければならないのであれば)日本においては、JIS安全色を参照するのが現時点ではおそらくもっとも正解に近いのです。 そして、JIS安全色では、「紫」は「放射能による危険」を意味します。 よって、この統一基準とされる津波警報の色彩で、もっとも危険度の高い色彩を「紫」 としたのは、重大な間違いであったということになります。

次に、「使用色彩を統一することが実際に可能か」という問題があります。 この問題にはふたつの側面があります。 ひとつは情報発信側の問題です。 このたびの報道では、地上波デジタル放送でのテレビ局が先行して「使用色彩を統一する」ことを発表したようです。 つまり、それ以外の画像による情報発信がどのようにして行われるかということを無視しているのです。 たとえばケーブルテレビなど色々な発信元があるわけですが、もっとも問題となるのは、気象庁HPでの使用色彩と大きく異なっているという点です(なお、気象庁の津波警報の使用色彩はJIS安全色に準じているため、社会通念に照らして常識的・標準的であり、現代日本では十分に妥当であるといえます)。 おそらくもっとも信用度の高い情報発信元といえるであろう、気象庁の使用色彩を無視し、テレビの世界だけの独自基準をつくろうとしたという行為は、非常に身勝手であり、重大な過失でもあります。 JISと気象庁に逆らってまで「まったく斬新な色彩」を決めつけ、それを強引に発信するにあたって、しかしその使用色彩には科学的な根拠がない。 情報発信をする側のモラルとしては、まったく社会性のない指向であるといえましょう。

続いて、「使用色彩を統一することが実際に可能か」という問題のもう一方、情報の受信側の側面についてです。 いま、みなさんはどのような「テレビジョン受像機」をお使いでしょうか。 その受像機は「正しい」発色を再現できているとお思いですか? 試しに家電販売店のテレビ売場に足を運んでみますと、何十台ものテレビが並び、それぞれがまちまちの発色をしていることが分かると思われます。 そのような、いわば「非統一な画像表示環境」にあって、放送局側が、情報発信における使用色彩の「統一」を実施すると一体どうなるでしょうか? 実際、「ある局で使用されている色彩が識別・弁別できないという状況においては、ほかの局に変えても判別ができない」という現象が発生することになるのです(これが差し迫った津波の警報画像であれば、まさに「致命的」な情報欠落となります)。 これはつまり、「放送局の勝手な都合を押しつけた結果、受信者から選択の余地を奪った」ということを意味するものです。 じつは、発信側の色彩が統一されていなかったときの方が、現実的には「マシ」だったわけです。

では、このたび報道された「統一」色彩は、どの程度の識別・弁別の困難を生じさせる可能性があるものなのでしょうか。 実際に見た人々の感想は、以下の「某巨大掲示板」の書き込みを見ていただければわかるでしょう(茶化したような書き込みがほとんどであるため、注目すべき発言にのみ、私が太字&斜体加工を施しておきます)。 津波警報が「かえって分かりにくくなった」という感想が出てきてしまうということについては、放送局が完全に間違った決断をしたと言うしかありません。 一体誰がどのような根拠で「統一」色彩を決めたのか、今後、責任が問われることになるでしょう。

いずれにしましても、当事者のことを何もわかっていない人々が、何らかの規格なり基準なりを決定しているという現実があります。 その背景には「自然科学を部分的に引用する」という構造的な問題が隠れています。 簡単に言いますと、「ある特定の人物にとって都合のよい部分だけ、自然科学の理論を借りる」ということです。 これは、たとえば「焼き魚ばっかり食べていると癌になる」といった言説と同じで、シロウトからすると科学的根拠がありそうに見えるものの、ほんとうは、自然科学の引用方法としては間違いなのです。

自然科学は、単独で「科学」なのではありません。 社会科学・人文科学の裏付けと総合されたとき、初めて「科学」になるのです。 先天色覚異常における現代的な問題でいえば、当事者の見え方をシミュレーションするというデジタル画像処理やゴーグル(サングラスのようなもの)の類いが、まさにこの問題を象徴しています。 これらの当事者シミュレーションツールは、自然科学を部分的に引用したのみで製作されたものです。 そのようなものをもって「これが当事者の見え方である」などと説明することは絶対にできませんし、断じて許されません。

学術的な場では、自然現象を単純化して語ることに意義がある場合もあり得るでしょう。 しかし、人間の視覚はビデオカメラのような単純なものではありません。 「使用色彩を統一すれば解決する」などという馬鹿げた発想は、ひとりひとりの人間の「生きている感覚」を知らないからこそ思いつく、いわば「ご都合主義科学」の産物なのです。 当事者の「生きている感覚」を単純化して語るという行為は、当事者の存在そのものを愚弄する行為でもあります。 この、津波警報画像の各局統一という現象は、つまるところ、テレビ視聴者のひとりひとりを「生身の人間」として扱っていないという、制作側の慢性的な鈍感体質を象徴するものなのだろうと、私は思います。

 

(以下は 某巨大掲示板サイト からの引用です)

 

【テレビ】「大津波警報は紫、津波警報は赤、津波注意報は黄色、陸地は灰色、海は濃い青」・・・テレビ各局が色合いを統一 色覚障害などに配慮

 

1 : 禿の月φ ★ : 2011/08/19(金) 06:29:28.14 ID:???P [1/1回発言]
津波警報や注意報を地図でテレビ画面に表示する際、局によって異なっていた色合いを統一することが決まった。色覚障害者に見分けがつきにくい色の組み合わせも使われ、改善が必要と指摘されていた。複数の局から相談を受けた色覚研究者の仲立ちで各局の協力が実現した。統一のきっかけになったのは昨年2月のチリ地震。1993年の北海道南西沖地震以来、17年ぶりに「大津波警報」が出された。「大津波警報」「津波警報」「注意報」が、赤、黄色、オレンジ、桃、白など局によってまちまちの配色で表示された。全国で長時間、津波速報の画面が放映され、色覚障害者からは「大津波と津波を見分けられない」などの指摘があった。国内には色覚に障害がある人が約320万人、水晶体が濁って色が見分けにくくなる白内障患者が約150万人と推定され、テレビ局も改善を検討していた。

日本テレビとNHKが、色のバリアフリー研究に取り組む東大の伊藤啓准教授(分子神経生物学)に相談。伊藤准教授が「どうせなら各局で統一しませんか」と呼びかけた。試作画面を色覚障害のある人に見てもらうなど約1年にわたって検討を重ねた。

最終的に「大津波警報は紫、津波警報は赤、津波注意報は黄色、背景の地図は灰色、海は濃い青を使う」という統一基準をつくった。3月11日に発生した東日本大震災には間に合わなかったが、
5~7月にかけて、主な在京放送局が新しい配色に移行した。系列局も順次導入を進めているという。

ソース:asahi.com(朝日新聞社)
http://www.asahi.com/showbiz/tv_radio/TKY201108180171.html
画像:津波速報の色づかいを新たにした速報システムのサンプル画面。大津波警報は紫、津波警報は赤、津波注意報は黄色で表示される。陸地は灰色、海は濃い青
http://www.asahi.com/showbiz/tv_radio/images/TKY201108180180.jpg

2 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 06:31:04.94 ID:qoV0dTc30 [1/1回発言]
M6.5でこんな大津波になんのかよw

3 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 06:32:19.38 ID:TgFuQsk90 [1/1回発言]
やっぱTV局ってバカなんだな

4 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 06:34:25.07 ID:RX8701Cn0 [1/1回発言]
これはいいんじゃね

5 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 06:43:48.39 ID:eVX9iGIN0 [1/1回発言]
番組録画してる人は手動で消せるようにしてほしい

6 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 06:44:04.09 ID:oukcFKDA0 [1/1回発言]
南京大虐殺は何色?

7 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 06:49:01.30 ID:JBiLB42d0 [1/1回発言]
レインボーは?

8 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 06:51:46.42 ID:mV/bSKQ60 [1/1回発言]
今までしていなかったことに驚愕

9 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 06:55:40.21 ID:N4NKpRyB0 [1/1回発言]
何で芸スポw

10 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 07:01:53.51 ID:LIAQuG990 [1/1回発言]
カルテルか…
足並みを揃えるといえば聞こえはいいが
やってる事は競争から逃げてるだけだな

11 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 07:08:03.47 ID:+Hrt1bom0 [1/1回発言]
こういうことするのもいいけどさぁ、
民放の地震直後の対応は最悪だったよ。
ウェザーニュースのほうがきちんと津波に対する注意喚起が出来てた。
民放はアナウンサーちゃんと育てないと。
キャーキャー騒ぎ、震度伝えるばかり。
それより早く逃げろということを伝えないと。
震度7から順番に伝えりゃいいってもんじゃない。
緊急警報が来た時も同じ。NHKの青山なんかも酷かったが。
女を使うな。緊急時は。まともなアナウンサー1人もいないんだから東京には。

12 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 07:10:38.45 ID:CkHScVUy0 [1/1回発言]
>>1
>5~7月にかけて、主な在京放送局が新しい配色に移行した。
ということはすでになっていたが一切告知も何もしてなかったと

13 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 07:35:53.97 ID:Gq8zGAHp0 [1/1回発言]
>>1-1000
それ以前にやるべきことがあるだろ
韓(ry 規せ(ry

14 : 忍法帖【Lv=28,xxxPT】 : 2011/08/19(金) 07:39:28.85 ID:JGpDkVY90 [1/2回発言]
えらくサイケになったな

15 : 忍法帖【Lv=28,xxxPT】 : 2011/08/19(金) 07:41:58.29 ID:JGpDkVY90 [2/2回発言]
色覚障害500万近く居るのか
おまえら生涯童貞より多数かも試練な

16 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 07:43:10.04 ID:4as8DGni0 [1/2回発言]
日本の領土を正確に表示した地図も統一して表示すると良い

17 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 07:44:39.63 ID:ggdwrhYaO [1/1回発言]
>>16
自分もそれ書こうと思った。
竹島表記を統一せよと

18 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 07:44:44.11 ID:iS37/maK0 [1/1回発言]
>>11
あの震災の時のNHKは青山の時だけひどかったね
他はエース級の男性アナばかりだったから余計に目立った

19 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 07:47:44.86 ID:iVR4WEaC0 [1/1回発言]
>大津波警報は紫、津波警報は赤
これは根本的に不適切な区分色の定義だぎゃ

20 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 07:51:27.34 ID:yq/EJf1u0 [1/1回発言]
>>18
青山は成りすましチョンだからね
奴らはほとんどがパニック症候群
冷静さなど絶対に期待できない屑中の屑

21 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 07:52:01.44 ID:gzj4lbCI0 [1/1回発言]
運動会のかけっこリボンみたいだ

22 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 07:59:13.85 ID:mphUTkUe0 [1/1回発言]
本気でヤバイ時はアナが叫びまくれ。
乱暴な口調でいいから今すぐ逃げろって言い続けろ。
それで事足りる。
それと超緊急時にのみ日本中のテレビが勝手に電源入って
番組がNHKに強制的に切り替わるとか、そういう隠しコマンドも有りだと思うw

23 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 07:59:46.12 ID:s/cO1Uxp0 [1/1回発言]
テレビなんて見ないから関係ない

24 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 08:04:00.98 ID:4as8DGni0 [2/2回発言]
>>22
つ 緊急警報放送

25 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 08:24:08.66 ID:w2eLOZZs0 [1/1回発言]
大津波警報は青になるのかと画像見ていたら紫だったのか。

26 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 08:30:26.46 ID:4ky/u4WJO [1/1回発言]
そもそも「大津波」という言葉の響きに危機感がないのが問題。
もっとヤバそうな名前にしなきゃ。
「超破壊流」とか

27 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 08:32:38.64 ID:N5Bte/4y0 [1/1回発言]
色だけで区別しようとするじゃなくて、補助的に模様も付ければいいと思うんだ…

28 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 08:41:51.30 ID:gPihzsehO [1/1回発言]
色分けするのもいいけど、太さでランクできないのかね?
津波警報は大津波の半分の太さのラインとか

29 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 09:04:07.78 ID:PCa+x91D0 [1/1回発言]
紫 赤 青
この辺が一緒に見える

30 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 09:06:00.95 ID:xBKyV3g60 [1/1回発言]
緑と赤とか色盲の人はサパーリなんだっけ
まあこういうのちゃんとやっていくのは大事だね

31 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 09:06:47.31 ID:/O9WtwsN0 [1/1回発言]
大津波とか発生するような地震じゃ送電がダメになってテレビも見られない可能性があるんじゃないか ラジオが重要だ

32 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 09:52:45.86 ID:mfh6z5/s0 [1/1回発言]
改善されたのなら障害があっても問題なく見えるんだろうが
紫が一番安全そうに見える

33 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 09:54:07.55 ID:uOA3Pcbp0 [1/1回発言]
>>31
ラジオはホント貴重。
電池が長持ちするし、ローカル局が地元の情報伝えてくれる。

34 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 09:56:08.32 ID:tK1OeculO [1/1回発言]
スロットの演出みたい 紫激熱 レインボー確定

35 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 09:58:08.22 ID:giyC+hcq0 [1/1回発言]
てかフジだかどっかのテレビ局おかしかったよな
大津波の色が津波警報より明らかに弱げな色だったところあった

36 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 09:59:51.37 ID:z8BOBOn30 [1/1回発言]
俺も色弱持ち
緑と赤が区別しにくい

37 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 10:00:19.00 ID:N1gakOtV0 [1/1回発言]
>>28
賛成。
横並びの信号は、識別出来るけど
最近、たまに一色だけの点滅信号とかあって泣きたくなる
停止線の有無で判断は出来るけど…

38 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 10:35:19.49 ID:YB3FLaKA0 [1/1回発言]
この前の大震災、即停電になったからラジオしか情報源ない家が多かった

39 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 10:59:58.22 ID:Df+X6esv0 [1/1回発言]
根本的に報道の仕方を考えるべきだ。
現状オオカミ少年になってるでしょ。
今回の大震災の多数の犠牲者の遠因に頻繁な警報の
慣習化があるでしょ。
反省せい!テレビ局!

40 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 11:35:30.82 ID:bM+6LBx30 [1/1回発言]
ワンセグも電池が一気に減るから下手にずっと見ない方がいいかも
やはりポケットラジオ最強だ

41 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 11:50:07.87 ID:SUM2qyyf0 [1/1回発言]
サンプル津波直撃だと日本終わるな、この状況だと

42 : 【東電 75.5 %】 : 2011/08/19(金) 12:21:41.10 ID:0xLqQMor0 [1/1回発言]
いちいち色分けするな
小学生か

43 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 12:29:55.89 ID:huifgiRCO [1/1回発言]
金枠は熱め、疑似3は激アツ、格納庫は当確

44 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 12:34:06.22 ID:r7l/1mkRO [1/1回発言]
色盲が悪い

45 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 12:38:51.00 ID:D6f2we5x0 [1/1回発言]
小笠原諸島がほとんど水没してね?w

46 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 12:39:37.46 ID:sqyqNo2dP [1/1回発言]
色もいいけど名称も変えないと
津波警報の上が大津波警報じゃわかりにくいよ
巨大津波警報に変えるべき

47 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 12:46:49.70 ID:Vx383svU0 [1/1回発言]
色盲の遺伝子って女性も持つけど、女性の場合は色盲にならないで、
男性だけが現れるんだっけ?

48 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 13:14:32.93 ID:l0fOt8wN0 [1/1回発言]
今までコレバラバラだったのか

49 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 14:25:25.94 ID:jYCWKZSQ0 [1/1回発言]
>>2
すべりが異常にゆっくりとした「津波地震」タイプの地震の場合、
たとえマグニチュード8.5を超える巨大地震であっても、
揺れが極端に小さくなって最大震度が3~4、
規模の解析も、速報段階でのマグニチュードが6.5~7.0程度と解析されてしまう可能性が大きい
実際の断層運動は巨大だから、当然それに見合った巨大な津波が押し寄せる
1677年の延宝房総地震や1605年の慶長東海南海地震は、
恐らくマグニチュード8.5を超えていただろうけど、非常に小さい揺れしかなく、
無警戒の状態で巨大津波に襲われた
断層運動の規模を正確に表すモーメントマグニチュードは、
巨大地震の場合は30分以上かかるものと思われる
実際、3月11日も、国内の広帯域地震計が振り切れてしまったために、
気象庁はニュージーランドの観測データを取り寄せて、モーメントマグニチュードを算出するのに、発生から54分もかかっている

50 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 14:39:16.55 ID:6slobO9r0 [1/1回発言]
さっそく

51 : 名無しさん@恐縮です : 2011/08/19(金) 15:19:20.78 ID:LBb65pe+0 [1/1回発言]
来たね
注意報のみで解除されたが

 

 

 

2011年

4月

28日

矢野喜正. 2011.「教科書編集を支える立場から - 失敗を認めない制度、間違いを許容する教育」

全国の学校の先生方に向けて発行されている定期刊行物『教室の窓』に、小論を寄稿しました。 現在、WEBで読めるようになっています。 ご興味ございましたら、下記のリンク先の資料をご覧ください。

 

教室の窓 - 中学校理科 - 2011年5月 - 臨時増刊号 - 平成24年度用新教科書特集教科書編集を支える立場から - 失敗を認めない制度、間違いを許容する教育」東京書籍

 

私がこのコラムで述べたかったのは、近年の「ユニバーサルデザイン」と呼ばれる社会動向が、その行き先を見失ってしまっているということです。 とくに、先天色覚異常の問題は、いわゆる「ユニバーサルデザイン」で解決できるほど簡単な問題ではありません。

以下別件。 「ユニバーサルデザイン」は、市場経済と抱き合わせになったとき、非常に大きな権力を手に入れます。 そこでは「困っている人がいるから改善せよ」という、キレイゴトが語られますが、それを裏付けるものは提示されません(あるいは、提示されているものが『美しい嘘』によって構築されています)。

 

そもそも「ユニバーサルデザイン」という思想は、市場経済と関わりのないところでは成立しないものなのかもしれません。 もしそうであるなら、「ユニバーサルデザイン」は、キレイゴトを使った押し売りである、ということになってしまうでしょう。

 

そうでないことを祈りながら、しかし怪しい「ユニバーサルデザイン」が巷に蔓延していることを、私は悲しく思っています。

 

 

 

 

 

 

 

2011年

1月

30日

先天色覚異常シミュレーションツールの宿命

けさの天声人語を読んで思う。マイノリティの闘うべき相手は、「世間の無知」と「想像力の欠如」なのだということを。

ここ数年ずっと気がかりなのは、先天色覚異常の「シミュレーション」ツールの存在。 PCソフトもあれば、サングラスのようなものもある。 こういったものが「世間の無知」や「想像力の欠如」を解消する手段となるなら、歓迎したい。

 

だが、私が気がかりなのは、その逆の方向に用いられている様子が見て取れるからだ。 たとえば、インターネット上の掲示板には頻繁に先天色覚異常の「シミュレーション」画像が貼付けられ、「色盲の見ている世界がキモイ」といった書き込みが繰り返されている。 先天色覚異常「シミュレーション」ツールの存在によって、かえって「世間の無知」や「想像力の欠如」が助長されていると言ってよいだろう。

 

こういった状況は歓迎できない。 どころか、先天色覚異常を抱える当事者の闘うべき相手である。 そしておそらく、先天色覚異常「シミュレーション」ツールの製作者たちにとっても、好ましくない状況であろうと思われる。 現状のままでは、先天色覚異常「シミュレーション」ツールは新たな障害カテゴリーを生み出す装置となるだけである。

 

先天色覚異常「シミュレーション」ツールが、「世間の無知」や「想像力の欠如」を解消する手段となるような道筋は立てられるのか。 これを早急に議論しなければならない。

 

 

 

2010年

12月

08日

(ひとりごと)

大学の先輩と会う機会があり、先輩2人と私との3人でお茶をした。

先輩Aが、こんなことを言い出した。「ちょっと学生にユニバーサルデザインってものを教えるハメになって、すこし勉強したんだけど、あれってなんかおかしいよね」

あ、やっぱりそう思うのか。 やっぱり、やっぱりねえ。

対して、先輩Bが言う。「あのさ、俺そのユニバーサルデザインっていうのが何なのかちゃんと理解できてないんだけどさ、美しいものを作る能力のない人間は創作の世界から出て行って欲しいよね」

あぁ、それを言うのか。 同感。 まったく同感。

「ユニバーサルデザインは『デザイン』じゃない、創作行為じゃないんだよ」
「創作に自信のない奴って、誰かからの承認が欲しいんだろうな」
「あれは要するにマーケット論でしょ」
「経済成長神話の延命措置みたいなものだと思うな」
「口先できれいごと言ってるけど、結局のところヘタクソな製品の言い訳に過ぎないんだよね」
  ・
  ・
  ・
といった会話が延々と続き、終電の時間になってしまった。

あらためて思う。 意匠制作は、専門教育(もちろん学校教育に限定されない)を受けてきた人間だけの、特殊技能。 デッサンもロクに描けない奴が首突っ込んで来て騒ぐなんてことが許される世界じゃないんだ。 どこかの誰かの知恵をちょろっと借りてきただけの、口先の「ユニバーサルデザイン論」なんか、こっちゃあ聞きたくもないね。 素人は黙ってろってなもんだ、まったく。

それにしても、正統な美術教育を受け、創作活動の難しさや苦しみを実体験として持っている人間とは、本当に話がしやすい。 といって美術エリートを気取るのもよくないが、そうは言ってもね、分かってない奴が多すぎる、実際。

そもそも分かる人にしか分からない「美」の世界を、素人にどうやって伝えるか。 そういったことが、創作を行う人間にも求められる時代になっちまったんだろう。 めんどくせえな。 しかし俺がやらなきゃ誰がやる、って感じかな、なんとなく。

 

 

 

2010年

12月

07日

バリアフリー・UDの行方について

きょう、某大学某学科で行ったレクチャーの録音を聞きながら帰宅。 ちょっと言葉が足りなかった。 反省。 以下、思考メモ。

いわゆる「ユニバーサルデザイン」というものが、今後どこへ向かうのかを考える。

バリアフリーを突き詰めていくと、諸制度は、人間の無自覚を許容する方向に進むと思われる。 となると、無自覚に日常を過してもよいということになる訳だが、果たして、本当にそれでよいのか。

人間が社会生活を営む以上、身の回りのすべての事柄について無自覚でいてよい筈はない。 無自覚が許容されるのは、何か特別な事情がある場合だけだろうと思われる。 その「特別な事情」に、すべての「障害」が含まれるとみるか、それとも「事情」の文脈を精査することになるか。 そこが分かれ目だ。 私は、文脈を抜きにしてバリアフリーはあり得ないと考える。 極端なことを言えば、「障害」よりも優先される事情は色々とあり得る。

各々の文脈を冷静に捉えられていないバリアフリーや「ユニバーサルデザイン」には、どこかに何かの「力」が加えられている可能性が大きい。 その「力」が公共性を害さないか、私はそのことが気がかりでいる。

 

 

 

2010年

12月

04日

日本が世界に誇る著作物、なのに・・・

産学協同を趣旨としたある団体のメーリングリストで、以下のサイトを紹介する声がありました。

http://ilabs.microsoft.com/Project/Pages/Project.aspx?ProjectId=5

 

メールをご送信なさったのは某企業の有名社員といったお立場の方です。 おそらく、ちょっと面白いソフトがあるから見てみて!といったお気楽な感覚で、とくに悪気はなかったと思います。


とりあえずいまは、このソフトの良し悪しを問わないことにします。 私が問題にしたいのは、ここに引用されている画像です。 これらは、日本発の世界標準、「Ishihara's Test」の画像を無断で使用したものです。

日本人は、ドラえもんなどが海外(主に中国)で無断借用されているのを見つけると、すぐ感情的になります。 では、同じ日本人による著作物である「Ishihara's Test」が海外(主に欧米)で無断借用されているのを見て、いかがでしょうか。

先述のメールを発信した某氏がお勤めされているのは、理化学研究所を母体として民間化された、超有名グローバル企業。 一定のモラルはお持ちになっている方だと思うのですが、おそらく何も感じなかったのですね、残念ながら。

 

 

 

 

2010年

11月

01日

色覚異常当事者に対する情報保証アプローチに関する考察

本日11月1日、国際ユニヴァーサルデザイン会議 2010 in はままつ にて、色覚異常当事者を対象とした情報保証(一般的な表記「情報保障」は誤訳なのではないかと私は考えています)のあり方を題材に、学会発表をしてまいりました。

私の発表は、既存の情報保証ビジネスの手法ないし営業のあり方を問う、「ユニバーサルデザイン」の担い手たちにとって耳の痛いはずの内容でした。 つまり、“国際ユニヴァーサルデザイン会議” としては場違いな内容でした。 にも拘らず、発表後には多くのデザイナーの方々からお声を掛けていただき、大きなご賛同をいただきました。 デザインの担い手たちだけでなく、障害当事者からも快いご反応をいただきました。

 

いま巷には、「カラーユニバーサルデザイン」「メディアユニバーサルデザイン」などという造語を用いた、色覚異常当事者をマーケットとして捉える新興ビジネスが展開しています。 その背景にある事情をご存じない方からしたら、何か社会に対して「よいこと」が起こっているように見えるかもしれません。

 

しかし、これらのビジネスには、非常に危険なトラップが潜んでいます。 そのことを私は伝えたくて、このたび学会発表に挑んだ訳です。 私の学会発表に多くのご賛同をいただけたということは、世の中も、そろそろ本質的なバリアフリーのあり方に気づき始めたということかもしれません。

 

ビジネス主導のバリアフリーには、重大な欠点があります。 このことが、いずれ大きな社会問題になることでしょう。

 

なお、この学会の予稿集はCD-ROMの形で学会開催中にだけ配布され、論文集はまだ発行されておりません。 論文集が出版されましたら、追ってこのブログでご報告いたします。

 

 

 

2010年

8月

27日

いわゆる「色覚異常シミュレーション」の罪

私は、ネット上の魑魅魍魎にはまったく興味がありません。けれども、風評資料の一種として、色覚異常に関するいくつかの言葉を自動検索アラートに設定し、一応収集しています。そこに、2ちゃんねるの某スレッドが引っかかっていました。それは、いわゆる「先天色覚異常のシミュレーション」と呼ばれる画像を見て嘲笑うスレッドでした。ニュース速報板なので、現在はもうそのスレッドはありません。

先天色覚異常のシミュレーション画像をつくろうとした研究者の中に、KS 先生という、電子工学で著名な方がいらっしゃいます。模擬実験を始められたのが1970年代といいますから、おそらく、日本では最も古い時期にこのジャンルの研究に着手された方だと思います。深見嘉一郎先生と親しく、共同でご研究をなさっていたこともありました。

KS 先生は、もちろん、視覚にまつわるシミュレーション画像というものには人間の「知覚」が反映されていないということを十分にご理解された上でご研究をなさっていました。その先生が、あるときを境に、画像を一般に公開しないようになります。当時はまだ、インターネットどころか、パーソナルコンピュータも普及してない時代でしたから、学会内で慎重に気を使いつつ発表している限り、画像が公に流出することはありませんでした。

KS 先生がシミュレーション画像を公開されなくなったのは、画像が誤解を呼ぶ可能性が大きいと判断したためです。そしてその誤解によって、多くの当事者たちが傷つくということをご心配されたためです。もちろん当事者とは、先天色覚異常を抱える者だけでなく、その近親者など関係する人々のすべてです。KS 先生は、多くの人を傷つけるであろうことをお気づきになり、研究成果の公表を自重されたのでした。

インターネットが普及し、Vischeckなどの簡易なツールが公開されるようになり、KS 先生のご憂慮は現実のものとなってしまいました。そうした状況で、先述したような2ちゃんねるのスレッドが発生した訳です。

Vischeckに限らず、Photoshopのプラグインや、バリアントールという名のメガネなど、先天色覚異常のシミュレーションを実現したと広告宣伝しているツールが、実際に出回っています。しかしこれらは、人間の知覚を反映したものではなく、シミュレーションとしては不完全なものです。こういったものを自信ありげに広告することは、絶対に慎むべきです。さらに、このようなものによって誤解が広まることは、絶対に避けなければなりません。

こういった、一般の人々に偏見を与えるツールは、当事者に対する不当な評価を植え付ける要因となります。仮にツールの開発者が「善意」をもっていたとしても、結果的には「差別」の誘因となってしまいます。

 

シミュレーション技術への称賛は、当事者に対する人権侵害と一対になっています。このことを冷静に考える必要があると、私は思います。

 

2010年

8月

22日

廃止が続く各地の駐車場案内情報について

正確に統計を取ったわけではないが、全国各地の駐車場案内の情報板は、たいてい、カラーLEDで作られているように思う。これらの廃止・撤去が、各地で進められているようだ。たいした問題ではないと思うが、ちょっと興味があったので記事を拾ってみた。

駐車場案内板:高槻市、廃止検討 導入から10年、必要性の低下で /大阪
8月22日14時28分
毎日新聞
高槻市中心部の主要道路沿いに整備されている駐車場案内板が、廃止となりそうだ。駐車待ち行列や駐車場を探して回る車を減らそうと導入したが、10年以上を経てカーナビが普及、コインパーキングも増加するなどして必要性が低下してきたという。更新期を迎えたのを機に、市と関係団体などで存否を検討。今年4月から休止して市民らの反応をみているが、問い合わせは電話での1件にとどまっている。地図式のブロック案内板(縦横各3メートル)と文字式の個別案内板(縦2・6メートル、横1・4メートル)。ブロックは国道2カ所▽府道4カ所▽市道1カ所、個別は府道3カ所▽市道7カ所に設け、11の駐車場の「満車」「空車」や場所を色や文字、矢印で表示し98年4月にスタートした。道路管理者の国、府、市が各基数分を負担し、事業費は市と府で約3億円。市が管理してきた。導入10年が近づき更新を検討したところ、ブロック案内板の地図を描き直すためには全面交換が必要だった。また、06年12月に実施した市民アンケートでは、案内板を「参考にする」が回答者の36・9%、「参考にしない」が53%だった。市は09年度、国、府、駐車場運営者、高槻署とで存続についての検討会を設けた。協議の結果、アンケートでの市民の意見が判然としないなどの理由で、当面休止して様子をみることに。今年3月の市の広報紙で告知し、4月から休止した。5月末には「休止中」と書いた幕を全案内板に掲示。市交通安全課は「問い合わせにどう説明するか身構えていた」というが、今月20日現在、市側に寄せられたのは、苦情ともとれない電話での1件だけだという。今月下旬に検討会を予定する。同課は「高槻は観光都市でもなく、更新して存続するほどの費用対効果があるとはいえない。休止に対する市民の反応状況などを説明し、できれば廃止の方向で決めたい」としている。【八重樫裕一】

ああ10億円…長野市、駐車場案内板撤去
2010年6月9日23時41分
読売新聞
長野市が設置した「駐車場案内システム」の運用が昨年末で終わり、撤去作業が進められている。有効性への疑問符がつき、認知度も高まらないままに終わった、この事業に10億円以上の税金が投入された。長野市は1997年、駐車場を探す観光客の車で、市中心部が渋滞するのを避けるため、国の補助も合わせ約8億1000万円をかけてシステムを整備。中心部の国道上などに、駐車場の空き情報を知らせる案内板24基を設置した。市交通政策課は、97年の善光寺御開帳や98年の長野冬季五輪では、駐車場待ちの車が減少し、「当初は一定の効果があった」と分析する。だが、その後は、不況の影響などで、市中心部の更地が増え、それに伴って時間貸し駐車場も増加。97年には約40か所(約4600台分)だったのが、昨年は約100か所(約7200台分)にまで増え、駐車場待ちも減った。システムの存在は、市民の間にも、あまり浸透しなかった。05年に市が行ったアンケートでは、「利用したことがある」市民は約29%、「有効」とした市民は約22%に過ぎなかった。同じ年に、システムに参加する駐車場の経営者を対象に行ったアンケートでも、「システムに参加して利用者が増えた」は0%で、「今後も必要」としたのは約38%にとどまった。さらに、年7万2000円~9万6000円かかる管理運営負担金を嫌い、97年度に24か所あった参加駐車場も、09年度には13か所にまで減った。案内板などの設備が老朽化し、部品製造が中止されたこともあり、市は09年末でシステムの運用を終えることを決定。昨年度から今年度にかけて、約2000万円かけて撤去作業を行っている。これまでにかかった維持管理費は計約2億4000万円。市都市計画課は「設置当時は役立ったが、パソコンや携帯電話、ナビなどで駐車場情報が取れるようになった。時代の流れに取り残された」としている。国土交通省街路交通施設課によると、国はこれまで、建設費の3分の1を補助して、約80都市で同システムの整備を支援してきた。だが、少なくとも十数か所の都市で、同システムはすでに廃止。地方行政に詳しい信州大経済学部の沼尾史久教授は「納税者からすれば、本当に有効かどうかの見通しがきかないまま事業を進めるのは困る」と話している。(写真)まだ残っている駐車場案内システム。情報はもう表示されていない(長野市の長野大通りで)

高松市中心部の駐車場空き情報案内板廃止へ
2009/01/29 09:36
四国新聞社
香川県高松市中心部の幹線道路上部に設置され、主な駐車場の空き情報を電光掲示する案内板システムが廃止されることになった。修繕のために部品を特注する必要があるほか、案内対象に入っていないコインパーキングが増加するなど、採算が合わなくなったため。月内に電気・通信回線を廃止、案内板自体は撤去も含めて国、香川県、高松市で検討する。案内板は市街地全体の大まかな状況を知らせる「ブロック案内板」が7基、市役所周辺などエリアを分けた「補助ブロック案内板」が2基、駐車場ごとの状況が分かる「個別案内板」が29基の計38基を国、香川県、高松市が約6億円かけて1994年に設置した。案内対象は30台以上の駐車場で、民間を含む計39カ所の約4300台。個別の案内板では、満車の場合は駐車場名の右側に「満」、すいている場合は緑色の矢印、混雑している場合はオレンジ色の矢印で電光表示し、利用者に知らせてきた。システムは市中央公園地下駐車場の管理局で集中制御し、年間の維持管理費は約500万円。しかし、14年が経過して老朽化が進み、38基のうち16基で表示が出ないなどの故障を抱えている。修理しようにも部品の多くが汎用性がなく、すべてを修理する場合は特注で約9000万円が必要という。近年は安いコインパーキングの普及で利用者のニーズが低下し、掲示している駐車場の大半で空車が目立つ状況。同様のシステムを導入している全国の他都市で廃止が進んでいることもあり、廃止を決めた。

 

2010年

7月

29日

問題:教育現場に何が起こるかを考えよ。

小学校教科書の検定前後の意匠差を見比べるため、教科書図書館に行ってきました。一応全社のものを見ましたが、D日本図書・K林館・K育出版・G校図書・M村図書出版などの教科書には大きな疑問を感じました。

私が見たところ、多面的な見地から問題が発見されました。いまそのすべてを書く余裕がないので表面的な問題だけにとどめます。

たとえば、意匠の問題があります。工夫した痕跡があるにも関わらず、意匠に失敗しているものが多く見受けられました。いや、努力の跡が残っているからこそ痛々しいと言うべきでしょうか。優れた意匠というものは、出来上がりに無理がなく、作り手の意図を感じさせないもの。洗練されたデザインというものは、どこを工夫したのかすら分からないものなのです。まあ、これについて文句を言うのはやめておきましょう。センスのない人間に言ってもどうせ分からない話ですし。

上記各社の教科書の一番大きな問題は、「カラーユニバーサルデザイン」という高圧的な「思想」の足跡が記されているということです。知識のない人々による偏向した「思想」の表明は、非常に罪深いものです。とくにD日本図書とK林館は酷いものでした。この2社は目立つように裏表紙(表4)に「認証マーク」を入れていましたが、まったく無知にも程があります。無知というより、馬鹿というべきでしょうか。

担当の編集者たちは「よいこと」をやっているつもりなのでしょうね。しかしこういった表記を見た人、とくに親は、大変に傷つくのですよ。まるで無神経すぎる。もし「よいこと」をやっているつもりがあるのでしたら、黙って、淡々とやっていただきたい。それが当事者のためです。

不気味なマークや注意書きをつけて目立たせるのは、当事者のためではないでしょう? お金のためですよね? そうじゃなければも「マークを買え」とでも脅されたのでしょうか? もちろんそういうことをやったら犯罪になるわけですけれど、最近私はあちこちから悪い噂を聞くので、非常に心配しているのです。というのも、認証活動を事業化している特定NPO法人「C機構」の「 I. K 」に恫喝されたという人から、恐ろしい実話を聞いたことがあるので・・・・・・

まあ、教科書に「認証マーク」がつけられたいきさつはともかく、「思想」を売りつける方、鵜呑みにしてしまう方、共に重大な問題があるということは言えるでしょう。お付き合いのあるベテラン編集者から、このように言われました。

   教科書に、「カラーユニバーサルデザインに配慮しています」なんて、
   絶対に書きたくない。だって「同和教育に配慮しています」って表記
   するのと似たようなものじゃないか。

まったくの同感。本気で同和問題を考えている編集者だったら、「同和教育に配慮しています」なんて軽々に表記できるはずがありません。しかし、同和問題の一部分だけをカジっただけの人なら、知ったかぶって態度表明したがることでしょう。同様に、「カラーユニバーサルデザインに配慮しています」などとという表記を派手に目立たせることや、某団体などの認証マークを貼付けてしまう行為は、「実は詳しくは知らないんですけど、私の行動はなかなか立派だと思いませんか?」というアピールでしかないのです。

って私なんかが言ったところで、この恥ずかしさは分からないんでしょうね、お馬鹿さんには。