またしても誤報道。 「色覚異常の人が本来の色通りに見える補正用メガネが ... 米国眼科学会で発表された」とのことですが、そんなメガネは絶対につくれません。 この記事の署名者は、元、朝日新聞社の編集委員で、科学報道の分野では非常に著名な方。 こんな初歩的な勘違いをされる方とは思えないのですが、一体どうなさったのでしょうか・・・・・・
(以下は 該当のニュースサイト からの引用です)
色覚補正メガネ、米国の学会で発表 初めての紹介に反響
2011年11月12日 17時00分 (2011年11月12日 17時35分 更新)
色の見え方が違う、いわゆる色覚異常の人が本来の色通りに見える補正用メガネが2011年10月23日、フロリダ州で開かれた米国眼科学会で発表された。北海道大学出身、ニューヨークで眼科を開業する新名貢 (しんみょう・みつぐ) 医師が、日本で販売されているメガネに着目、開発者の陳暁光・吉林大学名誉教授との共同研究の形でまとめた。
・8タイプ32種類のレンズ
このメガネは、株式会社ダルトン (大阪市西区、白井利明社長) が販売している「ダルトンメガネ」。自身も色覚異常がある中国の陳教授が1990年に開発し、中国企業が製造している。日本以上に色覚異常の人が多いとみ られる欧米では今回が初めての紹介だけに、大きな関心を集めた。色は赤、緑、青の三色から構成されるが、感受性に個人差があり、異常のある人の多くは赤の感度が弱く、緑が強い。開発段階から陳さんを支援してきた白井さんによると、レンズは金属微粒子を真空蒸着させ、三色の透過率を変えたもので、8タイプ32種類が用意されてい る。個々の感受性を検査し、赤、緑、青が均等になるようレンズを選ぶ。実際には12種類のレンズで98%の人がカバーできるという。当初のレンズは分厚 く、見え方も暗かったが、2005年から薄く明るい改良型になった。サングラスタイプで、正常だとどんな色に見えるかを確認する目的で用いる。中国では軍 隊専用で一般には販売されていない。日本では94年ごろから発売されている。雑貨品扱いで医療器具にはなっていない。(医療ジャーナリスト・田辺功)
参考 価格はレンズのみ両眼で70000円+消費税。枠は眼鏡店で選ぶ。問い合わせはダルトン0120-030-667